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【vol.532】 特異性の原理

お元気ですか!今日の朝は寒すぎだったので今季初の手袋をはめて自転車に乗った「心も体もスッキリ!」スモールジムfineの菅(かん)です。

 

久しぶり(前回の発信はなんと3月30日)にトレーニングの原理原則についてお話をします。

 

今日は「特異性の原理」です。

 

簡単に言うと「そのトレーニングに対応した効果が出る」という事です。例えば長距離を走っていれば長距離を走れる能力が高まります。クロールで泳いでいたらクロールを泳ぐ能力が高まります。しかし平泳ぎは泳いでいないので平泳ぎの能力は高まりません。当たり前と言えば当たり前ですが特異性の原理を考慮したトレーニングが出来ていない事があります。

 

100mを走る人とフルマラソンを走る人は同じ「走る」というスポーツですが使われる能力は違います。100mの場合瞬発力が非常に重要でスクワットであれば100㎏は余裕で持てる筋力が必要です。しかしフルマラソンの場合は筋持久力の能力が必要なため100㎏のスクワットより自体重でのスクワットを高回数のトレーニングの方が効果的です。

 

負荷を増やす減らすだけでなく運動を継続している時間や可動域など、考えなければいけない事は多岐にわたります。特に一流のスポーツ選手になると「そのトレーニング意味あるの?」みたいなトレーニングでも、ちゃんと特異性の原理に合わせたトレーニングをしております。

 

もしトレーニングをしても効果を感じられないようなら、特異性の原理に合わないトレーニングかもしれません。一度トレーナーに診てもらう事をおススメします。

 

それではまた明日お会いしましょう♪

陸上のスタートのポーズをしている女性